講演情報
[22p-D903-1][第21回有機分子・バイオエレクトロニクス分科会 論文賞受賞記念講演] 界面での電荷移動状態を利用したアップコンバージョン発光
〇伊澤 誠一郎1,2 (1.東工大フロンティア研、2.JSTさきがけ)
キーワード:
有機半導体,アップコンバージョン発光,有機EL
講演者らはCT状態をエネルギー移動前駆体として利用し、発光材料の三重項励起状態を生成させ、さらに三重項-三重項消滅によって発光させることで、新たな原理に基づく光アップコンバージョンや超低電圧で発光する有機EL素子を実現してきた。これらはクーロン力によって弱く束縛したCT状態の性質と、二次元平面であるD/A界面という場を利用したために実現できた光機能であり、本講演ではこれまでの研究成果をまとめて紹介する。