講演情報
[23a-A202-7]鉛直電場が誘起する二層WS2モアレ構造
〇丸山 実那1、岡田 晋1 (1.筑波大数理)
キーワード:
遷移金属カルコゲン化合物,構造,モアレ
密度汎関数理論を用いて、電場下ならびにキャリアドープ下におけるWS2とWS<s>2</s>薄膜の安定構造の探索を行なった。計算の結果、WS2の格子定数が、キャリア種、キャリア注入量に依存した伸長を示すことを明らかにした。二層WS2へ電場を印加すると、電場により蓄積される電荷の分布は層間で非対称となる。これらの結果は、WS2薄膜の電場誘起モアレ構造の形成を示唆するものである。