講演情報

[23a-B202-10]多機能走査型プローブ顕微鏡を用いた直流電流起因磁場観測

〇大山 祐生1、角 真輝1、佐藤 宣夫1 (1.千葉工大)

キーワード:

走査型プローブ顕微鏡

我々は表面形状,表面電位,表面磁場を同時同一箇所測定する多機能走査型プローブ顕微鏡を開発した.観測用試料として,約5 µ m幅のパターン電極を作製し電極に対し直流安定化電源から+30 mA と-30 mA を通電させた.通電方向を変えた際の磁場像において,金属細線を境に左右でコントラストが逆転した.これは探針に対して,電流起因磁場について発生する磁場の向きが変わり,それに応じた磁気力を検出したことが示唆される.