講演情報
[23p-A304-4]誘導ラマン散乱による分子イメージングの展開
〇小関 泰之1 (1.東京大学)
キーワード:
誘導ラマン散乱顕微法,ホウ素クラスター化合物
本講演では、高速分子イメージング法として注目される誘導ラマン散乱(SRS)顕微法の原理について述べたのち、我々が開発した蛍光・SRS統合イメージングシステムについて解説するとともに、ラマンプローブを用いた超多重イメージング、重水素標識による代謝イメージングについて紹介する。加えて、がん選択的な放射線治療法として期待される中性子捕捉療法のためのホウ素薬剤として期待されるホウ素クラスター化合物の可視化への応用についても紹介し、今後の展開を議論したい。