講演情報

[10a-N104-8]生体組織からの円偏光散乱光の散乱体径依存性の実験的検証

〇マスキー ラジャ マイク1、伊藤 義将1、村田 京介1、笠間 航希1、江角 朝登1、口丸 高弘2、西沢 望1 (1.北里大、2.自治医大)

キーワード:

円偏光、光学生検、光散乱

散乱媒体に円偏光を照射すると、散乱体径に応じて偏光解消の強さが変化することが知られている。生体組織では散乱体となる細胞核径に応じて散乱光の円偏光度が変化すると計算では示されているが、複雑な生体組織中では円偏光度変化の要因が細胞核径変化かは実験的にわかっていない。本研究では散乱体の粒径がエリアによって異なる生体模型と生体試料を使用し、円偏光度変化の要因が散乱体径の違いであることを実験的に示した。