講演情報

[10a-N107-6]アンチコインシデンス式陽電子消滅同時計数ドップラー広がり測定装置の開発

〇満汐 孝治1、山脇 正人1、スミス ライアン1 (1.産総研)

キーワード:

陽電子消滅、格子欠陥、元素分析

陽電子消滅同時計数ドップラー広がり(Coincidence Doppler-Broadening, CDB)測定法は、物質中の陽電子捕獲サイトの元素分析に有用な手法である。従来のバルク測定法では、陽電子線源(22Na)を試料で挟み込む必要があるため、同一試料を2枚用意しなければならず、適用範囲に制限があった。本研究では、線源からのβ+線に対してアンチコインシデンス技術を導入することで、1枚の試料に対応したCDB測定システムを開発した。