講演情報
[10a-N201-8]巨大な起電力を示す熱電変換素子
〇山田 悠1、守友 浩1,2,3、Adhyapak Parag4、Karpe Sachin4、Patil Anisha4、Kulkarni Milind4 (1.筑波大数物群、2.筑波大数物系、3.筑波大 TREMS、4.C-MET)
キーワード:
液体熱電変換
液体熱電変換素子(LTE)は、環境熱を電力に変換するデバイスである。LTEの電極間に温度差ΔTを印加すると、通常は、電気化学ゼーベック効果による起電力Vが生じる。LTEの最大出力Wmaxは、素子抵抗Rと開放電圧VOCを用いてWmax=VOC2/4Rと表される。最近、グラファイト粒子を分散した塗布電極を用いることで最大出力が増大することが報告された。塗布電極の特徴は、分散粒子を選ばないことである。我々は、新たな電極材料として酸化グラフェン(GO)に着目し、GO電極を用いたLTEの特性を評価した。