講演情報
[10a-N303-1][第58回講演奨励賞受賞記念講演] プログラマブルなスピンヘリックスパターニングによるGaAs/AlGaAs二次元電子ガスにおける永久スピン旋回状態の光学評価の進展
〇菊池 奎斗1、石原 淳1、檜山 未有1、山本 壮太1、大野 裕三2、好田 誠1,3,4,5 (1.東北大院工、2.筑波大学、3.東北大CSIS、4.東北大DEFS、5.量研)
キーワード:
Spin-orbit interaction、Persistent spin helix、Time resolved Kerr rotation
永久スピン旋回(PSH)状態は長寿命スピンコヒーレンスを可能にし、スピントロニクスへの応用が期待されている。我々は、時間分解Kerr回転顕微鏡と空間光変調器(SLM)を用いた完全光学的手法により、PSH状態の評価を実現した。本研究ではさらに、SLMでスピンヘリックスを面内回転させることで、機械的操作なしにスピン緩和の角度依存性を評価し、PSH状態の異方性の解析を可能にした。