講演情報

[10a-N303-6]多層InGaAs量子ドットスピン偏極発光ダイオードの円偏光発光特性

〇田中 壱1、峯山 大輝1、森田 彩乃1、木瀬 寛人1、高山 純一1、村山 明宏1、樋浦 諭志1 (1.北大院情報科学)

キーワード:

スピン偏極発光ダイオード、半導体量子ドット、スピン注入

スピンLEDは次世代の省エネルギー情報処理基盤を支える光デバイスとして期待されているが、室温での高い発光効率と円偏光度の両立が課題である。本研究ではInGaAs量子ドットの積層数を変化させたスピンLEDを作製し、室温でEL特性を評価した。多層化によって量子ドットへの電子注入効率が向上し、発光効率とEL円偏光度が増加した。量子ドット活性層の多層化は、室温での高効率なスピン偏極発光の実現に有効である。