講演情報

[10a-N324-4]気液スラグ流中のプラズマ反応によるベンゼン–フェノール変換におけるスラグ構造の影響

〇(M2)尾田 耕晨1、稲垣 慶修1、佐々木 浩一1、高草木 達2、白井 直機1 (1.北大工、2.北大触媒研)

キーワード:

大気圧プラズマ、気液界面プラズマ、有機合成

これまでに、放電条件の調整によりフェノール生成に適したプラズマ状態の検討を行ったが、スラグ流がフェノール合成にどのような影響を与えているかは十分に解明されていない。近年の研究では、流路構造や流量などの流体系の条件が気泡長や内部混合性といったスラグ流の特性に大きな影響を与えることが報告されている。本研究ではこうした知見をふまえて流体系の調整を行い、生成レートの変化とその要因の解明を試みた。