講演情報

[10a-P03-17]へリングボーン交互積層構造を形成したテトラベンゾポルフィリンの
電荷輸送特性

〇(D)宮崎 和哉1、山本 恵太郎1、山内 光陽1、水畑 吉行1、荒谷 直樹2、山田 容子1 (1.京大化研、2.奈良先端大先端科技)

キーワード:

有機電界効果トランジスタ、結晶構造解析、テトラベンゾポルフィリン

有機電界効果トランジスタ(OFET)の高性能化には、電荷輸送方向の2次元化が重要である。本研究では、テトラベンゾポルフィリン(Ph-TBP)が形成する、2種類のヘリングボーン(HB)構造が交互に直交して積層した「HB交互積層構造」に着目した。o-ジクロロベンゼンとの共結晶を熱処理することで得られたこの構造は、理論・実測の両面から優れた電荷移動度を示した。