講演情報

[10a-P03-2]ペロブスカイト有機電気化学トランジスタのオペランドESR測定による動作機構解明

〇坂口 泰基1、岡部 沙代1、下位 幸弘1,2、丸本 一弘1,2,3 (1.筑波大院数物、2.筑波大量子スピン研、3.筑波大エネ物質科学セ)

キーワード:

有機電気化学トランジスタ、ペロブスカイト、電子スピン共鳴

ペロブスカイトは溶液プロセスが利用可能な移動度の高い材料であるが、化学的安定性が低く、誘電体層の選択性が低い。そこで、ペロブスカイト層上に共役系高分子を積層することで、誘電体層として電解質を用いることを可能にしたトランジスタ構造が提案された。本研究では、ペロブスカイトと共役高分子の層をもつOECTを作製し、ESR法を用いて電荷蓄積を直接的に観測することで、素子の動作機構を研究した。