講演情報

[10p-N202-2]超広帯域量子赤外分光計測の高速化

〇田嶌 俊之1、西村 哲也1、向井 佑1、久光 守2、徳田 勝彦2、岡本 亮1、竹内 繁樹1 (1.京大院工、2.島津製作所)

キーワード:

量子赤外分光

最近我々は、チャープ型擬似位相整合素子を用いた超広帯域可視-中赤外量子もつれ光源により2~5µm帯域で量子赤外吸収分光に成功したが、1測定あたり約8.5時間(リファレンス込みで17時間)を要していた。本研究では、ファイバ分岐による2チャンネル同時計測システムの導入、高強度可視励起光源の適用により、分解能の劣化を伴わずに測定時間を30分(1時間)まで短縮することに成功したので、その結果を報告する。