講演情報

[10p-N304-2]封止樹脂が結晶シリコン太陽電池電極周辺のSi歪みに及ぼす影響の評価

〇副島 幸人1、大下 祥雄2、山田 昇3、Lee Hyunju4、小椋 厚志1,4 (1.明治大理工、2.豊田工大、3.長岡技科大、4.明大MREL)

キーワード:

封止樹脂、温度可変ラマン分光法、熱サイクル試験

結晶シリコン太陽電池の長期信頼性評価では、繰り返しの温度負荷を想定した熱サイクル試験が行われる。本研究では、樹脂封止が結晶シリコン太陽電池の長期信頼性に与える影響について温度可変ラマン分光法を用いて評価を行った。JASO規格に基づいて-40から80℃での熱機械応力を調査した。実験の結果、樹脂封止によって低温域で引っ張り歪みが顕著に増加し、これが熱サイクル試験時の劣化を促進する可能性が示唆された。