講演情報
[7a-N206-7]金属酸化物ナノワイヤアレイQCMセンサによるエステル異性体の識別
〇布施 琴巳1、細見 拓郎1、辻 雄太2、高橋 綱己1、田中 航1、劉 江洋1、柳田 剛1,3 (1.東大院工、2.九大総理工、3.九大先導研)
キーワード:
金属酸化物、分子識別
金属酸化物半導体を用いた既存の分子センサは、堅牢性が高く実用化に適する一方で、分子の表面酸化反応を検出原理とするゆえに、炭素骨格の違いを識別することが困難であった。本研究では、高い感度を有する「ナノワイヤアレイQCM」を用い、炭素骨格のわずかな違いが分子の吸脱着挙動に与える影響を可視化することで、エステル異性体における枝分かれの有無や分枝位置といった仔細な骨格構造の識別に成功した。