講演情報

[7a-N307-4]分子間CH-π相互作用阻害に基づく偏光発光素子の創出

〇松尾 匠1,2、林 正太郎1,2,3 (1.高知工大理工、2.高知工大総合研究所、3.JST創発)

キーワード:

結晶工学、有機単結晶、偏光発光

π共役系分子から成る有機単結晶は、その化学構造やコンフォメーションによって特有の遷移双極子モーメント(TDM)を有し、発光に異方性・指向性・偏光性が生じる。本研究ではπ共役系分子にCH-π相互作用を阻害するように置換基を導入し、TDMを結晶内で斜立させる結晶工学を行った。これにより二次元有機単結晶からの発光をエッジ発光性から面発光性に変え、面から偏光を自発光する結晶材料を創出した。