講演情報

[7p-N202-9]超伝導X線検出器を用いた高エネルギー分解蛍光検出軟X線吸収分光法の試み

〇(B)内藤 康太1、中島 伸夫2、安井 伸太郎3、志岐 成友4 (1.広島大理、2.広島大院先進理工、3.東京科学大ZC研、4.産総研)

キーワード:

強誘電体薄膜、超伝導X線検出器、アニオンの電子状態

超伝導X線検出器はエネルギー分解能の高さから、シリコンドリフト検出器と同様の感覚で、軟X線領域の吸収分光測定に利用可能である。本研究では、強誘電性が期待されるSrTiO3薄膜の酸素2p電子状態の異方性を解明することを目指し、超伝導X線検出器を用いて、軟X線領域のHERFD-XAS測定を行った。単結晶と薄膜で入射角を変えて測定することで、格子歪みによってTiと酸素の軌道混成が変化することが明らかになった。