講演情報

[7p-N306-6]プラズモン誘起熱対流を用いた抗原抗体反応の迅速化

〇(B)松浦 愛紗1、シャルマ アビナブ1、田中 拓男1,2、矢野 隆章1,2 (1.徳島大pLED、2.理研)

キーワード:

表面プラズモン共鳴、抗原抗体反応、光熱対流

抗原抗体反応を用いた表面プラズモン共鳴バイオセンサーは高感度性と非侵襲性に優れたセンシング技術である。一方で、高感度検出を目的とする試料の抗原濃度は低く、拡散律速型の抗原抗体反応であるために、所要時間の長さが課題とされている。本研究では、表面プラズモンによって誘起された光熱効果を利用し、抗体が修飾された基板表面に熱対流を誘起して抗原を能動的に輸送し、抗原抗体反応速度を向上させる手法を開発した。