講演情報

[7p-N401-5][第58回講演奨励賞受賞記念講演] 伝送デュアルコム非同期光サンプリングによる量子ドットダイナミクスのマルチ時間スケール空間マッピング

〇阿讃坊 元1,2、柴田 理来1,2、高橋 雄士朗1,2、赤羽 浩一3、渡邉 紳一1,2、早瀬 潤子1,2 (1.慶大理工、2.慶大 CSRN、3.NICT)

キーワード:

量子ドット集合体、光周波数コム、非同期光サンプリング

光周波数コムを419 mファイバ伝送することで低温設備と光コムを両立し,繰り返し周波数の異なる2つの光コムにより遅延時間を掃引する非同期光サンプリングを用いて,量子ドット集合体1 mm2内,441地点の各地点でpsの量子ビートと,nsの励起子緩和を同時に観測した.従来の機械式掃引では12日以上かかる測定をわずか30分で実証し,量子ドット集合体の局所的な物性の違いを明らかにした.