講演情報

[7p-P04-24]液晶性を用いた高速ブレードコートによるバルクヘテロ接合膜の形成と有機光検出器特性評価

〇(D)鈴木 一世1、飯野 裕明1 (1.東京科学大未来研)

キーワード:

有機フォトダイオード、バルクヘテロ接合、液晶性有機半導体

液晶性フタロシアニン誘導体8H2PcとPC61BMを用いたバルクヘテロ接合膜を140mm/sの高速ブレードコート製膜し、有機光検出器(OPD)を作製した。AFM像から非液晶性フタロシアニン誘導体8OH2Pcは製膜速度の増加に伴い結晶粒の増大が確認された一方、8H2Pcは液晶の適度な凝集力により高速製膜においてもnmスケールのフィラメント構造が維持された。作製したOPDは、これまで報告されたスピンコート膜を用いて作製したOPDと同等の受光感度0.22A/Wを達成した。