講演情報

[7p-P04-3]サンプル加熱可能な表面電位測定系の構築とAlq3薄膜の巨大表面電位の評価

〇藤田 駿1、神宮 彩人1、髙田 裕司1、鈴木 孝明1、田中 有弥1 (1.群馬大院理工)

キーワード:

Alq3、巨大表面電位、自発配向分極

Alq3は自発的に基板垂直方向に配向し,薄膜表面には正の分極電荷が現れるが,その電荷は加熱により減少してしまう.これはAlq3のランダム化,もしくは下地基板より注入した電子による分極電荷の補償のいずれかによって生じると考えられている.そこで本研究ではサンプル加熱が可能な表面電位測定系を構築し評価を行った.その結果,下地基板をITOからSiO2に変えることで,分極電荷の安定性が向上することが明らかとなったので報告する.