講演情報
[7p-S201-3]NiOx上のカルバゾール誘導体単分子膜の電子準位と分子配向
〇(D)赤塚 有杜1、Garcia Romero David2、Loi Maria Antonietta2、吉田 弘幸1,3 (1.千葉大院工、2.University of Groningen、3.千葉大MCRC)
キーワード:
ペロブスカイト太陽電池、正孔回収層、分子配向
逆型ペロブスカイト太陽電池の正孔回収単分子膜(HCM)が注目されている。我々は、ITO上のHCMの仕事関数は、HCMの作る電気二重層により決まることを見出した。しかし、NiOx上では仕事関数は一定だった。分子配向の測定の結果、NiOx上のHCMは、ITO上よりもランダムに配向しており、電気二重層が形成されなかったと考えられる。他にも、表面欠陥準位でのフェルミ準位のピン止め、界面双極子形成を検証中である。