講演情報

[7p-S203-1]半金分離不要なポリマー被覆による単層カーボンナノチューブのCO₂ガス応答の高感度化

〇(M2)田中 航慎1、田中 直樹1,2、稲葉 優文3、藤ヶ谷 剛彦1,2,4 (1.九大院工、2.九大I2CNER、3.九大院シス情、4.九大CMS)

キーワード:

CO2ガスセンサー、単層カーボンナノチューブ、ポリマー被覆

単層カーボンナノチューブ(SWCNT)はCO2検出に有望な材料であるが、高感度化には半導体性SWCNT抽出などの煩雑な操作が必要である。本研究では、SWCNTにポリベンゾイミダゾール(PBI)を被覆することで、半導体抽出なしにCO2応答感度が大幅に向上することを明らかにした。表面構造解析の結果、PBIのCO2親和性とSWCNTの電子物性変調が応答感度の向上に寄与していることが示唆された。