講演情報
[7p-S301-5]太陽系外惑星探査のための精密視線速度測定装置と導波路型干渉光学素子の開発について
〇小谷 隆行1,2,3、西川 淳2,1,3、田村 元秀4,1,2、芹澤 琢磨5,2、黒川 隆志5、田中 洋介5,1 (1.ABC、2.国立天文台、3.総合研究大学院大学、4.東京大学、5.東京農工大学)
キーワード:
視線速度測定、太陽系外惑星、導波路
我々は、太陽系外惑星を視線速度法によって発見するために、国立天文台すばる望遠鏡用の近赤外高分散分光器IRDを開発した。IRDは、高い温度安定性や、独自のモードスクランブラーの使用と、安定な波長参照光源であるレーザー周波数コムを用いることで、高精度かつ安定な視線速度測定を実現し、2022年には地球質量の約4倍の惑星を発見した。また将来計画として、惑星光を直接抽出する導波路回路の開発も進めている。