講演情報

[7p-S301-7]天体視線速度高精度測定のためのErファイバコム型可視域波長標準光源

〇大久保 章1、中村 圭佑1、柏木 謙1、泉浦 秀行2、大宮 正士3,2、田實 晃人2、佐藤 文衛4、洪 鋒雷5、中嶋 善晶6、稲場 肇1 (1.産総研、2.国立天文台、3.アストロバイオロジーセンター、4.科学大、5.横国大、6.東邦大)

キーワード:

光周波数コム、天体視線速度測定、波長標準

高精度な天体視線速度測定は地球型系外惑星探索などにおいて不可欠で、それを実現するために光コムを視線速度測定用分光器の波長標準として用いる「天文コム」の研究が進められている。我々は、モード同期Erファイバレーザーを基にモード間隔30 GHzで可視波長域の62 %を網羅する天文コムを開発し、岡山188 cm望遠鏡にて運用している。本講演では、装置の詳細や分光器で記録したスペクトルの一部を紹介する。