講演情報

[8a-N304-6]Giant sensitivity of amorphous Fe-Sn films for anomalous-Nernst-type heat flux sensors

〇田辺 賢士1、藤原 宏平2,3、壬生 攻4、塚﨑 敦3,5 (1.豊田工大、2.立教大、3.東北大、4.名工大、5.東大)

キーワード:

異常ネルンスト効果、アモルファス、熱流センサー

我々は、アモルファスなFe-Sn膜を用いて、異常ネルンスト型熱流センサーの感度計測を行った。その結果、Fe74%において0.37 µm/Aというけた違いに大きな感度を有することが明らかになった。この原因はアモルファスな特性による低い熱伝導率と、カゴメ型のFe3Snの微結晶が内部に存在し大きなベリー曲率を生み出しているためであると考えられる。我々はメスバウアー分光によってカゴメ型のFe3Snが、アモルファスFe-Snの内部に約30%存在することを見出した。