講演情報

[8a-S202-5]チアゾール縮環骨格を有する新規半導体ポリマーの開発と有機薄膜太陽電池への応用

〇(M2)冨田 真由1、山中 滉大1、三木江 翼1、尾坂 格1 (1.広島大学大学院)

キーワード:

有機薄膜太陽電池、π共役系ポリマー、非フラーレンアクセプター

有機薄膜太陽電池の高効率化に向けて、新規なビルディングユニットとしてチアゾールを有する拡張π電子系骨格TNTzとそれを主鎖に有するドナーポリマーPTNTzEを合成した。TNTzは、広いπ電子系を有し、立体障害のない位置に置換基を導入できるため、剛直な主鎖と高い溶解性を両立した。さらに非フラーレンを組み合わせた太陽電池素子において、最大17.8%の高い変換効率を示した。