講演情報
[8p-N204-7]異方性B81型金属間化合物ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴特性
〇LEE HYUNJI1、竹熊 晴香1,2、佐藤 良太2、飯田 健二3、寺西 利治1,2 (1.京大院理、2.京大化研、3.北大触媒科学研)
キーワード:
局在表面プラズモン共鳴、異方性結晶構造、金属間化合物ナノ粒子
局在表面プラズモン共鳴(LSPR)は様々な分野で広く研究・応用されている。従来の研究では等方性結晶構造のナノ粒子が主であったが、本研究では異方性結晶構造をもつプラズモニックナノ粒子を調査した。異方性B81(NiAs型)構造のPtSnナノ粒子は可視域(約380 nm)と近赤外域(約850 nm)に二つの特徴的なLSPR由来の吸収を示す。量子化学計算と誘電関数測定の結果、これらのLSPRに結晶構造の異方性が大きく寄与していることが分かった。