講演情報

[8p-N404-9]三層構造を有するニッケル酸化物La4Ni3O10+δにおける圧力誘起超伝導の酸素量依存性

〇(M2)永田 響1,2、櫻井 裕也1、松本 凌1、寺嶋 健成1、廣瀬 圭祐3、太田 寛人3、加藤 将樹3、高野 義彦1,2 (1.物材機構、2.筑波大、3.同志社大)

キーワード:

超伝導、圧力、ニッケル酸化物

我々は、3層のNiO2面を有するLa4Ni3O10+δが圧力下で超伝導を示すことを発見した。
本研究では、酸素量を制御したLa4Ni3O10+δを合成することで、超伝導特性と酸素量の関係を検討した。高圧力電気抵抗測定の結果、La4Ni3O10+δの超伝導転移温度は僅かな酸素量の違いで大きく変化し、化学量論比付近でTcが低下する傾向を明らかにした。