講演情報
[8p-N405-16]空間分割ミラーによるダブルアト秒パルス発生を用いた過渡複素屈折分光
〇(D)大島 彬広1,2、増子 拓紀1、Chen Ming-Chang3、片山 郁文2、武田 淳4、小栗 克弥1 (1.NTT物性基礎研、2.横浜国立大学、3.国立清華大学、4.芝浦工業大学)
キーワード:
アト秒科学、超高速分光
近年、高い時間分解能を持つ単一アト秒パルスと近赤外光を用いた時間分解分光法により物質系の電子運動ダイナミクスが明らかにされてきた。電子励起に伴う強度変化と誘起分極の位相を計測することは、極端紫外領域の複素屈折率のダイナミクスを解明するうえで重要な知見となる。本研究では、ダブルアト秒パルスによるスペクトル干渉を利用した過渡複素屈折分光系を構築し、アルゴンの自動電離過程における過渡複素応答を計測した。