講演情報
[8p-P01-16]葉面付着水滴のレンズ効果による並行入射光の集光と気孔の開口による植物体内への水の移動
〇(M1)酒井 啓利1、河野 智謙1 (1.北九州市大)
キーワード:
植物科学、光生物学、光学
近年、光に応答して開口する植物の気孔の機能としてガス交換に加えて液体の水の交換の場としての機能が注目されている。特に早朝の太陽光に応答し開口した気孔を介して結露水が植物体内に取り込まれることが報告されている。本研究では、早朝での狭角度あるいは並行入射光を葉面付着水滴がレンズ効果により集光する可能性とそれによる気孔の開口誘導、さらには植物体内への液体の水の移動が生じることなどを実験で確認した。