講演情報
[8p-P12-12]Eu添加NaBaPO4セラミックスが呈するラジオフォトルミネッセンス現象
〇(B)秋山 慶悟1、白鳥 大毅1、岡田 豪2、木村 大海3、松永 拓己1、福地 裕1、柳田 健之4 (1.東京理科大、2.金沢工大、3.産総研、4.奈良先端大)
キーワード:
ラジオフォトルミネッセンス、セラミックス、ドシメータ
ラジオフォトルミネッセンス(RPL)は,放射線誘起発光現象の一種であり,近年では従来の放射線量測定の用途に加えて,光メモリ素子や高精細な放射線イメージングといった多様な分野での応用が期待されている.また,RPL線量計は熱蛍光(TL)や輝尽蛍光(OSL)を利用した従来型の線量計と比較して,被曝情報を保持したまま繰り返し読み出すことができるという利点を持つ[1].このような特性にもかかわらず,RPLを示す材料はまだ限られており,より優れた性能を持つ新規材料の開発が求められている.本研究では,新たなRPL材料としてEuを添加したNaBaPO4セラミックスに着目し,そのRPL特性について詳細に検討・評価を行ったので,その結果について報告する.