講演情報
[9a-N103-3]植物RIトレーサモニタリング用小型多点計測システムの開発
長尾 悠人1、〇山口 充孝1、尹 永根1、鈴井 伸郎1、三好 悠太1、野田 祐作1、榎本 一之1、津田 路子1,2、矢部 卓也1、渡部 浩司2、河地 有木1 (1.QST高崎研、2.東北大)
キーワード:
放射性同位元素トレーサ、非侵襲モニタリング、多点計測システム
植物が多様な元素をどのように取り込み利用するかを明らかにするため、植物体内の複数箇所におけるRIトレーサ動態を非侵襲に計測可能な小型多点計測システムを開発した。本システムは16個の高分解能検出器を備え、ガンマ線・ベータ線・陽電子放出核種に対応する2モード計測が可能である。現在、各種RIを用いた性能評価を進めており、本発表では11CO2投与によるイチゴ果実への炭素転流動態の計測結果を報告する。