講演情報
[9a-N103-5]診断X線領域におけるヘテロエピタキシャルダイヤモンド固体電離箱のエネルギー依存性評価
〇眞正 浄光1、小山 浩司2、金 聖祐2、人見 啓太朗3、毎田 修4、小野寺 敏幸5、橋本 心真1、吉川 奏太1、芳賀 亜胡1、丸山 大樹1、古場 裕介6、野上 光博3 (1.都立大、2.Orbray株式会社、3.東北大、4.大阪大、5.東北工大、6.QST放医研)
キーワード:
ダイヤモンド、固体電離箱、エネルギー依存性
ヘテロエピタキシャル成長ダイヤモンドを用いた固体電離箱のX線応答特性を評価した。実効エネルギー34–54 keV、印加電圧1–500 Vの条件下において、収集電荷量は印可電圧が高いほど増加し、空気電離箱と比較して2~3桁高い感度を示した。エネルギー依存性は±20%程度であり、電荷収集時間は高電圧時に延伸し、格子欠陥によるキャリアの再放出が関与している可能性が示唆された。