講演情報
[9a-N205-7]中性子検出に向けた新規ゼロ次元型Li2HfX6ハロゲン化物シンチレータの電子・発光特性
〇(DC)藤原 千隼1,2、黒澤 俊介2,3,4,5、山路 晃広2,3、吉川 彰2,3 (1.東北大 工、2.東北大 金研、3.東北大 NICHe、4.阪大レーザー研、5.京都大 複合研)
キーワード:
シンチレータ、ゼロ次元型ペロブスカイトハロゲン化物、第一原理計算
ゼロ次元型ペロブスカイトハロゲン化物A2BX6(A=Cs; B=Hf,Zr;X=Cl,Br,I)材料は空間的に孤立した[BX6]2−八面体クラスターに由来する自己束縛励起子(STE)からの発光を示し、シンチレータ材料として有望視されている.。本研究では高感度に中性子を検出可能な新規の高輝度中性子シンチレータ開発を目的とし、中性子と高い反応断面積を持つ6Liを含むLiをAサイトに導入したLi2HX6 (X=Cl, Br, I)シンチレータを開発し、その構造、電子物性、並びに発光特性について、実験的及び第一原理計算による検討を行った。