講演情報
[9a-N306-9]多重共鳴型熱活性化遅延蛍光材料を基盤とした光電相互変換素子の設計
大野 拓1、青木 悠佑2、岡田 拓也1、清水 貴央1、畠山 琢次3、〇深川 弘彦4,5 (1.NHK技研、2.東理大院先進工、3.京都大学、4.千葉大先進、5.千葉大MCRC)
キーワード:
光電相互変換、多重共鳴型熱活性化遅延蛍光材料、電荷移動状態
発電と発光を兼ね備えた光電相互変換素子(PI素子)は、次世代の表示・センシング・エネルギーハーベスト技術で注目されているが、電荷分離と再結合という相反する過程の両立は困難とされてきた。発光と発電効率を高く両立させた例はなく、赤〜橙色の発光に限られていた。本研究では、発光と光吸収の両性能に優れた多重共鳴型TADF材料を用い、世界最高性能の発光・発電性能を示すPI素子を実現し、様々な発光色を得ることができた。