講演情報

[9a-N402-4]酸化態窒素・アンモニア態窒素の紫外線LED式光学センシング

〇佐藤 恒輔1、國見 仁久1 (1.旭化成)

キーワード:

LED、紫外線、センサー

大気中や河川・海中に過剰放出された酸化態窒素、アンモニア態窒素は、メトヘモグロビン血症や呼吸器疾患等のヒトへの健康被害、富栄養化や温暖化等の地球環境への被害をもたらす。この酸化態窒素、アンモニア態窒素を計測する手法はイオン選択電極、半導体式センサ、赤外線光学式センサ等が知られている。今回、波長220~240 nmの紫外線LEDを光源として用いることで、水中・気中の酸化態・アンモニア態窒素を光学式に計測できることを見出した。光源にLEDを用いることで、従来機器と比較して小型化できる、電池駆動できる、長寿命化できる、メンテナンス頻度を下げることが出来るなどの利点がある。本結果により、波長220~240 nm LEDが、光学式センサの光源として用いることが出来ることが実証された。