講演情報

[9p-N102-8]動的テラヘルツメタマテリアルの新潮流

〇中田 陽介1、中西 俊博2、高野 恵介3、宮丸 文章3 (1.阪大基礎工、2.京大工、3.信大理)

キーワード:

動的テラヘルツメタマテリアル、キメラ準粒子科学

外部刺激によって構造を変化できる動的メタマテリアルは,テラヘルツ領域のセンシングや通信システムにとって重要である。加えて,動的メタマテリアルは時空間に渡る構造を有し,その特有の人工スケールを介して従来は結合が難しかった準粒子間に結合を誘起しうる。このため,動的メタマテリアルを準粒子反応のリアクタとみたてることができ,キメラ準粒子科学への展開も期待されている。本講演ではこうした動的テラヘルツメタマテリアルの研究動向を,決定論的設計論と時変現象への展開という2つのパラダイムに着目して紹介したい。