講演情報
[9p-N201-1]チタン石型Ca(Ti,Zr)SiO5薄膜の作製と評価
〇倉橋 哲史1、梶原 輝1、楊 威嶸1、谷口 博基2、桑野 太郎1、小林 能直1、安井 伸太郎1 (1.Science Tokyo、2.名大)
キーワード:
反強誘電体、薄膜、強誘電体
近年エネルギー貯蔵用途への応用が期待される反強誘電体のうち、鉛を含まない系であるCaTiSiO5に注目した。この系はこれまでバルクの報告のみだったが、我々のグループではPLD法を用いてその薄膜化に成功した。中でも、Zr置換のCaTiSiO5はバルクと比較して2倍以上に比誘電率が増大したほか、tanδ<0.05と低い誘電損失を示した。当日は強誘電性を含めた物性についても報告する予定である。