講演情報
[9p-N204-13]高カチオンポリマーを修飾したSPRセンサ:酢酸とエタノールの選択的検出に向けて
〇梶 朝陽1、箕輪 竜太1、蓮見 真彦1、清水 大雅1 (1.東京農工大工)
キーワード:
表面プラズモン共鳴、ガスセンサ、ポリエチレンイミン
表面プラズモン共鳴(SPR)センサは、共鳴条件が金属表面近傍の屈折率変化に敏感であることから液相中のタンパク質を特異的に検出するバイオセンサに応用されている。一方、食品管理・医療・農業等多方面への応用が見込まれるガスセンサへの応用は選択的に検出するための吸着材が少ないことから改善の余地がある。本研究では、Au を用いた SPR センサ基板に多数のアミノ基をもつ高カチオン性のポリマーであるポリエチレンイミン(PEI)を修飾することで、アミノ基との静電相互作用の違いから、カルボキシ基をもつ酢酸、プロピオン酸を気相で供給したときの増感を観測したので報告する。