講演情報

[9p-N204-14]限られた周波数範囲の材料誘電率からカシミールフォースを計算する手法

〇飯塚 英男1 (1.高エネ研)

キーワード:

カシミールフォース、電磁波理論、エバネッセント波

近接配置した平行平板間には、量子揺動によりカシミールフォースが生じる。カシミールフォースを計算する際、周波数積分の範囲は、原理的に、ゼロから無限大であるが、新しい材料では、特に高い周波数の誘電率が未測定で入手できないことが多い。本講演では、材料の誘電率が、ある周波数までしか入手できなくても、平行平板間隔をその周波数に対応する値より大きくすれば、高精度にカシミールフォースを計算できること述べる。