講演情報

[9p-N205-4]Eu3+添加CaCO3蛍光体の蛍光温度計への応用可能性について

〇(D)宮田 大壽1、平井 悠一2、中西 貴之2、上田 純平1 (1.北陸先端大、2.NIMS)

キーワード:

蛍光体、Eu3+、超セラミックス

蛍光温度計は発光強度比などの温度依存性を用いて温度を測定する非接触型センサーである。本研究では、CaCO3の安定相であるカルサイトにEu3+を添加し、温度による微細な構造変化が電気双極子(ED)および磁気双極子(MD)遷移に与える影響を調査する。ED/MD比の変化を温度指標とする新たな蛍光温度計の可能性を探るとともに、分子性アニオンの役割にも注目する。