講演情報

[9p-N304-7]超伝導共振器を用いたバイノミナル符号の符号化とゲート操作

〇見川 巧弥1、竹中 崇了1、角柳 孝輔1、齊藤 志郎1 (1.NTT物性基礎研)

キーワード:

超伝導量子回路、量子誤り訂正、Bosonic符号

無限個ある共振器内の光子数状態を利用して量子誤り訂正(QEC)を行うBosonic符号は、二準位系を利用した量子ビットのみでQECを実装する方式に比べて物理的リソースを削減できるとして精力的に研究されている。Bosonic符である1次のバイノミナル符号[bin(1, 1)]は、大きな光子数が必要ないため、忠実度の高い符号化やゲート操作が期待できる。本発表では、自己Kerr項と2次の強分散シフトの影響を調べbin(1, 1)の符号化やゲート操作の忠実度の向上をめざす。