講演情報
[9p-N305-4]ペロブスカイトナノ結晶マトリックスを基盤とする電荷移動錯体光機能材料の創製
〇濱津 葵1、服部 秀生2、松井 淳1、江部 日南子1 (1.山大理、2.山形大院理工)
キーワード:
ハロゲン化鉛ペロブスカイトナノ結晶、有機電荷移動錯体、有機-無機ハイブリッド光機能材料
有機電荷移動 (CT) 錯体は、電子ドナーおよびアクセプター分子からなる共結晶で、特異的な光電特性を示す。しかし、CT錯体共結晶は分子間の強い凝集力により、単一材料では薄膜形成が困難である。本研究では、CT錯体をハロゲン化鉛ペロブスカイトナノ結晶 (PNC) のマトリックス内に均一分散したCT-PNC複合膜を作製した。得られた複合膜の光学特性評価により、PNC発光の消光や励起子寿命の短寿命化が観測され、エネルギー・電荷移動が示唆された。