講演情報
[9p-N305-6]ハロゲン混晶ペロブスカイトの相分離挙動:
熱駆動およびキャリア駆動バイノーダル曲線の決定
〇(M2)亀山 尚宜1、野村 晃陽1、柴山 直之2、山田 泰裕1 (1.千葉大院理、2.桐蔭横浜大学)
キーワード:
半導体、ペロブスカイト、光誘起相分離
本研究では、混晶ハロゲン化鉛ペロブスカイトの光誘起相分離をバイノーダル分解で説明できることを明らかにし、温度-組成状態図を決定した。様々な組成比のCH3NH3Pb(BrxI1-x)3単結晶を用い、270 ~330 Kの範囲で発光スペクトルを測定した。過去に熱駆動バイノーダル曲線に従った発光ピークの変化が見られていない原因が高いキャリア密度と表面欠陥にあると考え、弱励起・不活性ガス雰囲気下での実験を行い、臨界温度が約300 Kであることを明らかにした。