講演情報

[9p-N406-10]波長よりも大きな物体を隠せる音響カーペットクロークの設計法

〇上野 温翔1、永山 務1、福島 誠治1、渡邉 俊夫1 (1.鹿児島大)

キーワード:

音響透明マント、カーペットクローク

音響カーペットクロークとは,平面上に置かれた物体を覆い,何も置かれていない平面に音波を入射した場合と同じ反射波を模擬することで,物体を音波から見えなくする反射型音響透明マントのことである.変換音響学の概念に基づく手法をはじめ,様々な設計手法が提案されているが,多くの場合は実現性の問題から波長よりも小さな物体しか隠すことができないという課題があった.本研究では,1次元伝送線路を用いた電磁波に対する設計法を音波に導入し,波長より大きな物体を隠せる音響カーペットクロークの構成を試みた.