講演情報
[9p-S203-3]宇宙ビジネスのリアル:STARSPHEREプロジェクトと宇宙放射線リスク
〇梅田 哲士1 (1.ソニーグループ株式会社)
キーワード:
超小型人工衛星、宇宙撮影体験、宇宙放射線
ソニーグループ株式会社が提供したSTAR SPHEREプロジェクトは、宇宙の視点を開放し、感動体験の創出を目指した。中核サービスである「宇宙撮影体験」では、ユーザーは成果物そのもの以上に、「超小型人工衛星EYEを自ら操作する」という体験に価値を見出した。しかし、宇宙ビジネスにおける現実的な課題として、宇宙放射線によってイメージセンサーに画素欠損(いわゆる「白傷」)が生じる問題が知られている。本プロジェクトでは、撮影時に定期的に黒画を取得し、白傷を特定・補正するアルゴリズムを開発・適用した。