大会長挨拶
大会長 砂川 憲彦(帝京平成大学)
この度、第14回日本アスレティックトレーニング学会学術大会を、2025年9月6日(土)、7日(日)の2日間にわたり、帝京平成大学池袋キャンパス(東京都豊島区)において開催させていただくこととなりました。
本学術大会のテーマは「総合知によるアスレティックトレーニング学の進化と深化」と致しました。 “総合知”とは、多様な「知」が集い、新たな価値を創出する「知の活力」を生むこととされます。そして、多様な「知」が集うためには、属する組織の「矩(のり)」を超え、専門領域の枠にとらわれない多様な「知」を受け入れる必要があります(内閣府)。
近年のスポーツ医・科学の目覚ましい発展や、スポーツ自体の高度化、高速化、複雑化に伴い、スポーツ活動に親しむ人々の直面する課題やスポーツ界が抱える問題も多様化および複雑化しています。アスレティックトレーニング学がそのような多様かつ複雑化した諸問題に対して包括的な貢献をしていくためには、学際的な専門的知識と現場における柔軟で確かな実践力の習得が必要です。
近年では科学技術の飛躍的な発展に伴い、アスレティックトレーニング学に関連する専門領域の多様性と高度専門化も進んでおります。本学術大会では、多様な知が集結することにより、新たな気づきや価値が創出され、アスレティックトレーニング学に更なる「進化」と「深化」を起こすことを期待しています。
本学術大会では、多様な専門家の「知」が集結する「シンポジウム」・「教育講演」や、多彩な実技を交えて学ぶ「クリニカルワークショップ」、学術活動を促進する「学術ワークショップ」に加えて、前大会からの踏襲である「SIG」や「かけはし」なども更なる発展をさせて多様なプログラムを皆様にお届けいたします。
開催方法は、より多くの方々にご参加いただけるよう、来場参加とオンデマンド視聴の双方の利点を活かしたハイブリッド形式といたします。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
(2025年1月13日)