講演情報
[P-098]高校における「サスティナブルファッション」を題材とした授業の効果
〇川村 めぐみ1、昆 陽依1 (1. 岩手大学)
キーワード:
家庭科教育、サスティナブルファッション、消費生活
目的 本研究は、高等学校家庭科の衣食住の生活の自立と設計に関する題材において、生徒が環境問題を自分ごととして捉え「よりよい衣生活について実践できること」を現段階から将来的な視点で考える授業内容を構想し、持続可能な社会の構築のために、アパレル産業が環境に及ぼす影響についての知識の習得が、実生活での判断基準として機能しているか効果を検証することを目的とした。
方法 実施時期は2022年10月。対象は東北地方のA高等学校1年生。授業は2部構成とし、1部は衣服が環境に与える影響について、衣服のライフサイクルやファストファッションの背景という視点で実施。2部はより良い衣生活を営むために「自分たちができること 」をテーマにグループワークを実施した。授業の事前・事後に衣生活に関わる購入から廃棄の各段階に関する意識調査をWeb(Google Forms)にて実施。さらに、授業に伴う生徒の授業記録の記述を分析した。
結果及び考察 衣服の環境問題に関する認知度は授業前には低かったが、授業後の回答では認知度の上昇だけではなく、アパレル業界の環境問題や労働問題の深刻さを理解し、自分たちでの解決が不可能な課題に対し、外部へのはたらきかけの提案や、他教科の学びへとつなげる提案など、衣生活のみならず他分野へと思考の深まりや発展性がみられた。
方法 実施時期は2022年10月。対象は東北地方のA高等学校1年生。授業は2部構成とし、1部は衣服が環境に与える影響について、衣服のライフサイクルやファストファッションの背景という視点で実施。2部はより良い衣生活を営むために「自分たちができること 」をテーマにグループワークを実施した。授業の事前・事後に衣生活に関わる購入から廃棄の各段階に関する意識調査をWeb(Google Forms)にて実施。さらに、授業に伴う生徒の授業記録の記述を分析した。
結果及び考察 衣服の環境問題に関する認知度は授業前には低かったが、授業後の回答では認知度の上昇だけではなく、アパレル業界の環境問題や労働問題の深刻さを理解し、自分たちでの解決が不可能な課題に対し、外部へのはたらきかけの提案や、他教科の学びへとつなげる提案など、衣生活のみならず他分野へと思考の深まりや発展性がみられた。