講演情報

[P-111]高校生のボディーイメージとメディア利用状況

〇鶴巻 優菜1、渋谷 怜花1、渡辺 尚生1、星野 芙美1、稲葉 洋美1 (1. 新潟医療福祉大学)
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キーワード:

思春期、高校生、ボディーイメージ、やせ願望

目的 高校生のボディーイメージの歪みやボディーイメージとメディア利用との関係は多数報告されている。COVID-19パンデミックにより、メディアの利用状況が変化したことが考えられた。しかし、パンデミック中のボディーイメージとメディア利用の関係についての報告は少ない。そこで、本研究においては、COVID-19パンデミック中の高校生のボディーイメージとメディア利用との関係を男女で比較することを目的とした。
方法 調査対象は、新潟県の高校生とした。調査票は、世界保健機関(WHO)の“Health Behavior in School-aged Children study”を改変したものを用いた。調査は、日本において感染拡大下の2021年7月に実施した。解析は1156名を対象とした。有意水準としてp=0.05を用いた。
結果 痩せ願望に影響を与えたメディアは男女で異なった。女子は男子より、有意にテレビ(p<0.05)、雑誌、インターネット(p<0.01)、YouTube(p<0.001)・Instagram(p<0.001)に影響を受けたと回答した。一方、男子は家族からの影響が大きい(p<0.001)ことが明らかとなった。本結果より、女性では男性に比べSNSが痩せ願望に影響していることが推察された。